第3回 変わる「産地とデザイン」会議

第3回変わる「産地とデザイン会議」 終了しました



 第3回目の、変わる「産地とデザイン」会議は「ものづくりとインターネット」をテーマに開催されました。参加者は秋田県から山口県まで関係者を入れて約80名です。
 この会議は、産地とデザイナー、プロデューサー、流通販売、そして、それらをつなぐ地方の公設試験場やデザインセンターが、産地をとりまく状況について共通の場で話し合うことにあります。
 今回のパネラーの方々にはインターネットの歴史を踏まえ、ものづくりとインターネットの可能性を示唆する話しをしていただきました。ありがとうございます。
 ここ数年、ものづくりの産地をとりまく環境は劇的に変化しています。おそらく、次年度には、また違う状況が生まれていることでしょう。この会議の役割の大切さを感じながら、次につながることを期待して終了のお礼を申し上げます。

                                   主催者


テーマ : ものづくりとインターネット



 日本のものづくりについて、産地、メーカー、デザイナー、流通、プロデューサー、行政などの現場の声を聞き、話し合う100人会議です。2012年の『ものが生まれる産地 ものを輝かせるデザイン』(影山和則著・ラトルズ刊)の出版に合わせて初めて開催され、昨年(テーマは「流通とプロデュース」)に続く第3回目の会議となります。
 昨年の、変わる「産地とデザイン」会議2013の問題提起では、各産地の企業数・従業員数・生産額の変遷とともに、さまざまなwebサイトが紹介されました。ここ数年、インターネットにものづくりの産地が登場する機会が増え、写真や動画などの内容も充実してきています。そして1年経ち、「産地とデザイン」に関するさまざまな仕掛けは、インターネットの進化とともに、さらに多種多様になってきています。
 今年の、変わる「産地とデザイン」会議2014は、インターネットに焦点を当てます。インターネットがめざましい進歩とアイデアによって成果を上げているのは紛れもない事実ですが、その展開の速さもあり、どこか落ちつかない感じも否定できません。その成り立ちを知り、ものづくりの立場ではどのように使っていけばよいのか。ツールとしての可能性はどこまで進化していくのだろうか。などについて、パネラーも含めた参加者全員で模索していく会議になればと考えています。インターネットの立ち上げに携わってきた方々、産地やデザインの現場からパネラーをお招きし、さまざまな意見をいただきます。そしていろいろな立場の参加者の方々が交流することで問題点を明らかにし、今後の方向性を探ります。

パネラーは以下の通りです。パネラーの話を一方的に聞くのではなく、参加者が意見交換できるような進行を予定しています。結論をだす場ではありません。メーカー、デザイナー、バイヤー、ショップ、メディア、行政、支援組織など、それぞれの立場から利害関係を越えて正直に話をして、さまざまな立場の人の話に素直に耳を傾けることから、多くの「気づき」が生まれる場になることを期待しています。

開催日
2014年 9月 13日 (土) 


開催時間
13:00 - 19:30
12:30 開場
13:00 - 17:00 会議
17:30 懇親会


会場
AXIS GALLERY
東京都港区 六本木5丁目 17-1
アクシスビル4F
03-5575-8655 (当日のみ)


主催
変わる「産地とデザイン」会議実行委員会 


定員
100名(申込先着順)


参加費
5,000円(税込/懇親会費含む)
※当日、受付でお支払いください。

提案
「ネットで産地は変わるか」
影山 和則(埼玉県産業技術総合センター)


第一部パネラー
「インターネットの可能性」
坂口 剛株式会社野村総合研究所 上級コンサルタント
仲山 進也楽天株式会社楽天大学 学長
松崎 良太きびだんご株式会社 代表取締役


第二部パネラー
「ツールとしてのインターネット」
大治 将典Oji & Design 代表 / デザイナー
大杉 信雄アシストオン 代表取締役
木口 和也wasavi-design 主宰 / ウェブデザイナー




司会進行

萩原 修(デザインディレクター)
古庄 良匡 (コトリク 代表)

大治将典

大治 将典 Oji Masanori
Oji & Design 代表
1974年 広島県生まれ。 広島工業大学環境学部環境デザイン学科卒業。
建築設計事務所、グラフィック事務所を経て、1999年「msg.」(エムエスジー)を設立。 2004年 拠点を東京に移し、2007年「Oji & Design」に社名変更。 2011年 拠点を埼玉県川越市に移す。秋田大舘のまげわっぱ、高岡銅器、旭川木工など伝統工芸産地での商品開発も多数てがける。2012年 作り手・伝え手・使い手の三者を繋ぐこと目的とした「ててて協働組合」を有志と発足。手工業品のための見本市「ててて見本市」手工業品のための直売イベント「ててて商店街」を企画開催。

大杉信雄

大杉 信雄 Osugi nobuo
アシストオン 代表取締役
1965年三重県生まれ 京都薬科大学卒 1996年AppleのPDAデバイスNewtonの専門店を立ち上げる。2000年にAssistOnをオープンさせる。アシストオンは、優れたデザインや機能をもった製品を揃えるセレクトショップ。近年は日本国内のアイテムも増え、Gマーク主催の日本産業デザイン振興会から、日本で唯一「Gマーク・パートナーショップ」の認定を受ける。日用品雑貨や文具、玩具、デジタル周辺機器から伝統工芸産地の商品まで、ジャンルを超えた製品を取り扱っており、表参道には実店舗も構える。14年間で6000点を超える製品を販売してきた。

大杉信雄

木口 和也 Kiguchi kazuya
nMAKE Inc. 代表取締役、wasavi-design 主宰
1973年8月27日 愛知県豊田市生まれ。物質工学科(化学系)卒。大学卒業後、三洋電機株式会社にて組み込み系プログラマーとして働く。美術館にも行ったことがない理系技術者だったが、淡路島に転勤となった際、カメラとデザインに出会い、人生の大きな転機を迎える。独学でウェブデザインを学び、会社を退職、独立。その後、数多くの企業や個人のウェブサイトを手がける。近年では、地方の中小企業メーカー、工務店のブランディングに携わり、その土地にフィットするようなブランディングを目指し、日々研究を続ける。また、群馬県太田市にて、日本茶カフェ、ショップ、ギャラリーの機能を備えたサロンスペース「呑龍文庫ももとせ」を運営。地方での文化の開拓、定着の仕方などを店舗運営を通して模索している。

松崎良太

坂口 剛 Sakaguchi Tsuyoshi
株式会社 野村総合研究所 公共経営コンサルティング部 上級コンサルタント
熊本県生まれ。(株)野村総合研究所入社後、繊維産業や生活文化産業を中心に、省庁の政策立案支援や民間企業の海外展開支援などを行う。併せて、未来創発センター2030年研究室に所属し、「次世代が誇りを持って働ける良質の仕事を作りたい」という研究室の目標のもと、100人の革新者を探し、異なる領域の革新者同士を組み合わせ、触発による新しい事業創造を推進する活動に参画している。最近では、プロボノにも注力しており、中小企業の新規事業立ち上げや補助金申請のための支援、NPOのアドバイザーなど、活動の幅を広げている。


仲山進也

仲山 進也 Nakayama Shinya
仲山考材株式会社代表取締役 / 楽天株式会社楽天大学学長
北海道生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。シャープ株式会社を経て、1999年に社員約20名の楽天株式会社へ移籍。楽天の初代ECコンサルタント9人の1人となる。2000年に「楽天大学」を設立、Eコマースのみならず、チームづくりや理念づくりまで幅広く、楽天市場出店者42,000社の成長パートナーとして活動中。楽天が20名から数千名の組織に成長するまでの経験をもとに人・チーム・企業の成長法則を体系化、社内外で「自走型人材」の成長を支援している。2004年、Jリーグ「ヴィッセル神戸」の経営に参画。2007年に楽天で唯一のフェロー風正社員となり、2008年には仲山考材株式会社を設立、Eコマースの実践コミュニティ「次世代ECアイデアジャングル」を主宰している。

松崎良太

松崎 良太 Matsuzaki Ryota
きびだんご株式会社 代表取締役
1968年生まれ 慶応大学卒業、コーネル大学MBA。日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)を経て、2000年に楽天入社。執行役員として米国リンクシェア買収など、国内外のグループM&A案件を多数手がけた。退社後、スタートアップ支援としてTokyo Otaku Modeや米国SearchManなどへの投資、クラウドワークスなどの社外取締役を務める傍ら、2013年にはクラウドファンディングとECを組み合わせた『kibidango【きびだんご】』を立ち上げ、新しい事業エンパワーメントの仕組みを確立している。

会議参加者(2014.9.11更新 「公表不可」の方は掲載していません)

山永 滋
鈴木 紗栄日本デザイン振興会
小野 亮二
大沼 勇樹gyutto design
大野 浩介鎚絵 東京営業所
佐藤 幸博アイドウ
小松 和久CASE GROUND
花澤 啓太mag design labo
大西 貴史自営業
傘木 由美子
酒井 愛子竹泉窯 竹政製陶
古内 衣枝公電テクノ 知財開発部
犬束 和也トーソー 商品開発室
山田 明良福永紙工
杉原 吉直杉原商店(越前和紙)]
飯沼 健太郎iichi
山田 武彦ログ
西村 和則root
磯野 梨影ペアーデザインスタジオ デザイナー
新田 晋也iichi プロデューサー
千田 正勝
守谷 貴絵神奈川県産業技術センター 商品開発支援室
田附 克巳Webディレクター
水野 貴之建築家 mizuno to moriyasu
粕谷 浩子お雑煮やさん
佐俣 菜津子秩父市役所商工課 地域おこし協力隊
武藤 貴臣あきた産業デザイン支援センター デザイン相談員
鈴木 弓子あきた産業デザイン支援センター デザイン相談員
安宅 理華あきた産業デザイン支援センター デザイン相談員
菅村 大全ハンドメイドビジネス専門誌「Crafter」編集人
運天 弘樹凸版印刷 総合研究所 基礎技術研究所
齋藤 善子カブ・デザイン プロダクトプランナー
田上 知之介陶磁器デザイナー 明星大学デザイン学部准教授

工藤 陽介紙の構造デザイナー
小泉 眞弓ガナ・ジャパン
中原 幸辰ガナ・ジャパン
國岡 あさひ
田口 めぐみ秩父市雇用創造協議会 実践支援員
黒江 美穂D&DEPARTMENT/d47 MUSEUM事務局
波木 香里グラフィックデザイナー
高安 恭介[イラストレーター]
久米 由加利
浮津 あゆみ[デザイン・製造・販売]
吉田 守孝[プロダクトデザイナー ヨシタ手工業デザイン室]
本田 晃浩[山口県産業技術センター 企業支援部]
高秀 章子[編集者]
鈴木 幹雄[ジェイアール東日本企画]
齊藤 志野歩[まち暮らし不動産]
平山 裕嗣
竹田 怜平[埼玉デザイン協議会]
石丸 英宜[G.F.G.S.マネージャー、webデザイナー]
藤本 裕之[ジェイアール東日本企画ソーシャルビジネス開発局]
宮島 慎吾[武蔵野美術大学デザイン科 教授]
江口 隆一[世界文化社 通販事業本部]
南部 良太[グラフィックデザイナー]
山下 奈穂[多治見市陶磁器意匠研究所]
小林 真[コア]
星野 陽介[リザーブリング 製品企画]
塩士 裕史[UNIO]
田中 行[建築+デザイン事務所イッスン]
青井 一暁[きびだんご]

(敬称略 順不同)

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